48時間以上をかけて米から麹へ
蒸し上がったお米を少し冷まし、麹室(こうじむろ・こうじしつ)35度の部屋に引き込みます。ここからは時間と温度との戦いとなります。蒸米に麹菌を繁殖しやすいように丁寧にふっていきます。ここで作業をゆっくりしていると米が乾燥して菌が繁殖しなくなりますが丁寧に様子を見ながら麹菌をふっていきます。そして温度の経過を見ながら手入れを繰り返し、米から麹に48時間以上(造る酒質によって50時間を超えるものもあります)をかけて麹を造っていくのです。当蔵では2人1組で行う「箱麹」を普通酒から大吟醸まで全量行っております。